冬の到来がだんだんと近づいてきているのを感じる今日この頃、

みなさま、半身浴が極上の時間となる季節の到来です!

 

半身浴中はもっぱら読書の時間。

夫婦で一緒にお風呂に入るときも、各自読む本を持ち運び、

「ふーむ!」

「なるほど〜」

「おもしろい!!」と独り言を言い合ったりします。

お互いの独り言にスルーすることもあれば、「なんて書いてあるの?」とか聞くこともあったり

「この本によるとね!」と相手が読書していようと関係なく話しかけあいます。

しばらくその話をした後、また自然とお互いの読書の時間に戻ったり……、議論が白熱して、無言に戻ったり……、どんな流れも、半身浴していれば極上の時間です!

 

 

半身浴中の読書で、最近のぼくのブームは星野道夫さんです。

学生時代から星野さんの本は何度も読み返していますが、再びビックウェーブが来ています!

その都度受け取るメッセージがあって、感動をいただいて、ずっと自分の本棚の大事な場所に鎮座ましましています。

『ガイアシンフォニー』という映画でも、星野さんが登場する回は、めちゃくちゃ好きでなんども観ました。

 

今回読んだ本は、はじめて読む本で、編集部の本棚に入っているのを偶然見つけました。

なにげなく読んでいたら、いろいろなメッセージがあって、今回はそこからひとつご紹介させてください。

 

それは星野さんがアラスカの氷河の上で野営をしていて、空は降るような星空、信じられぬ数の星がきらめき、時おり、その中を流れ星が長い線を引きながら落ちていく、そんなある夜の友人との会話を抜粋します。

 

 

『「これだけの星が毎晩東京でみられたらすごいだろうなぁ……夜遅く、仕事に疲れた会社帰り、ふと見上げると、手が届きそうなところに宇宙がある。1日の終わりに、どんな奴だって、何かを考えるだろうな」

 

「いつか、ある人にこんなことを聞かれたことあるんだ。たとえば、こんな星空や泣けてくるような夕陽を一人で見ていたとするだろ。もし愛する人がいたら、その美しさやその時の気持ちをどんなふうに伝えるかって?」

 

 

「写真を撮るか、もし絵がうまかったらキャンバスに描いて見せるか、いややっぱり言葉で伝えたらいいのかな」

 

「その人はこう言ったんだ。自分が変わってゆくことだって……その夕陽を見て、感動して、自分が変わってゆくことだと思うって」』

 

(『オーロラの彼方へ』星野道夫=著、PHP文庫=刊より抜粋)

 

 

 

 

このお話と一緒にしては、なんだか……ですが

でも「同じだな」と思ったことを、スタッフに話しました。

 

「冷えとりを家族や周りの人にしてもらいたいときに、どのように説明すればよいか?」という質問。

 

 

この答えは、服部みれいの著書やマーマーに慣れ親しんでいただいている方なら、もうとっくにご存知のこと。

 

”まずは自分がやってみて、自分自身が良くなること”

ですよね。

 

今まで無関心だった周りの人たちも

「あれ?なんか最近すごく感じいいね!」とか「きれいになった!」とか

それで「なんかやっているの?」って聞かれて……

(周りの人が気づくぐらいに変わる)

 

「うーん……まぁ……ちょっとね……」とそっけなく返す。

 

「えっ!? ぜったいなんかやってるやん!? 教えてよ! イケズ!」ぐらいまでの言葉を引き出して

 

そこではじめて

 

「まぁ……冷えとりのおかげかな❤」みたいな。

 

「なにそれーーー!!教えて!教えて!」ってなりますよね。

それが周りのひとに伝わるのに一番の近道な気がしますし、ぼくもこの会社に入ってそう教わり、実感してきました。

 

誰かを変えることはできない、変えられるのは自分だけ。

 

みれいさんのお父さんは、今年82歳で冷えとりデビュー!

はじめてから、1日も欠かさず半身浴をつづけるほどの冷えとりぼーいとなりました!!

それはきっと、みれいさんや周りの人たちがどんどん体調だけでなく、いろいろなことが良くなっているのを、見て、感じてこられたからだと思うんです。

 

そしてひとりひとりにタイミングがあります(宇宙タイミング!)。

そのタイミングに遅い早いもなくて、その人のタイミングしかないんだと思います。

 

ほんとうに”まずは自分が変わる”それしかないな、と思います。

 

 

 

 

まずは極上の半身浴タイムをみなさまがそれぞれの場所で!

 

 

あー、それって天国ですよね!

 

今日はなに読もうかしら!!

 

 

 

(福太郎)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やけに目が合う。

 

この季節の日中は小屋で作業が気持ちよすぎて、小屋にノートパソコンや各種ファイルやら

仕事道具をたくさん持ち込んで、普段は食事をする机で仕事をしています。

 

美濃柴犬のまりもも、小屋の中が気持ち良いのか、

一番気持ちの良い場所を探して、そこで一眠りするのが日課のようです。

 

昨日のことです。いつもどおりパソコン作業をしていたら、

やたら視線を感じて……、ふと横を見ると、さっきまで椅子の上で眠っていたまりもが

じっとぼくの顔を見ています。

「ん?」と思い、ぼくもまりもの目を見返します。と同時になんだか込み上げてくるものが押し寄せてきました。

それは感じるというよりは、かなり瞬間的なもの、懐かしさ、愛らしさ、驚き、どの言葉でも表しきれない……

文字どおり言葉にできないようなもの。

普段まりもと目が合うことはあり、目を合わせているつもりでしたが(食事をあげる前、おやつをあげる前、ボールを投げる前、家に帰宅して「ただいま!」の挨拶をする時など)その時の目が合う感じとはあきらかに違う体験なのでした。

 

でも「あれ、なんだろうこれ!? 目が合うな」なんて意識してしまったら……

もうまりもは目を合わせてくれない。しばらくするとフーッとため息をついて、また眠りについてしまいました。

 

 

『まぁまぁマガジン 23号』にアキラさん(読者の方から寄稿)が書かれた「犬」という詩が載っています。

ちょうど昨日届いたアンケートお葉書の中に、「一番印象深かった詩はどれですか?」という項目の中で

この「犬」をあげられている方がいらっしゃり、その中に「犬と目が合うと幸福になる」というようなことが書かれていて、

あの瞬間は本当の意味で「目が合った」瞬間だったのかな、と思いました。

犬も猫も、ほんとうは人間だって、ほんとうの意味で「目が合う」瞬間があるのかな、なんて思ったり。それはきっと意識したら、もう合わなくなるような、なんだか半分夢の中みたいな(フィッシュマンズの歌にあるように)、そんな時に訪れるのかなと思ったり。

でも一度この感覚がわかると、目がないと思われている樹々や土、帽子やジーパン、衣なんかとも目が合うのかもしれません。

よく「ショーウィンドウのワンピースと目が合った!」なんて言って衝動買いの話を聞いたりするけれど、それは本当の意味で目が合ったのかもしれないなぁ、なんて思ったり。そう思うとこの世の中はどんどんひろがって楽しくなるなぁ、と。

 

 

 

『まぁまぁマガジン  23号』に載っているアキラさんの「犬」という詩、あらためて読み返すと

ほんとうに素晴らしいです!!

最初に読んだ時より、この「犬」という詩と目が合ったような……、

そんなことを思ったりしたのでした。

 

 

 

今日は誰と、なにと、目が合うかな!

 

 

 

(福太郎)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさま、こんにちは!

 

このブログ月1回、いや2ヶ月に1回ぐらいのペースになっていたので

あらためてお店のお知らせだけでなく、

mmbs店主福太郎のいい加減日記もおまけのように更新させていただきます。

 

 

我が家の裏には、「シアターくわのは」という小屋があります。

元は紙問屋さんの紙倉庫で、昔は馬車が紙を運搬していた、と

お隣に住む90歳になるおばあちゃまが教えてくださいました。

美濃は和紙の産地で、現在は美濃の手すき和紙はユネスコ無形文化遺産に登録されています。

その当時はきっと美濃じゅうの手すき和紙が、この場所に集まってきて、全国各地に送られたのだと思います。

 

時が経ち、ぼくたちがこの場所を譲り受けた時、

この元紙倉庫はいくつかの改装を経て、紙問屋さんの紙倉庫の雰囲気は全くなく

鉄骨の骨組みにプラスチックの壁とガルバニウムの屋根の、ものすごい量の物がぎゅうぎゅうに詰まった物置となっていました。

窓はほとんどなく、薄暗く湿った匂いが充満していました。

あちこちにネズミ避けの疑似餌さとその効果がなくなっていることを示すようにネズミの糞が散らばっていました。

 

中の物を整理、というか処分するのは自分たちでやりました。

 

当初、この倉庫ごと壊して、よりコンパクトなちいさな小屋を建てよう、と思っていました。

でも整理を進めていると、建物の中心部の天井部分にとぐろを巻いた大きなヘビの死骸(脱皮した抜け殻かもしれません)に出会いました。

その瞬間「この建物を改装してもいいかも」と思いつきました。

そのほかにもしも骨組みも壊すとなると何百万円もかかると聞いて、そんなお金はない、という現実問題もありました。

 

そして、この建物の骨組みを残して、屋根と壁を全部取っ払ってしまうことを思いつきました。

そこからパーマカルチャー関係で出会った庄司さんや浜松のパーマカルチャーデザインラボの皆さんにご協力いただき

この物置を「心地よく過ごせる小屋」に改装していくプロジェクトが進んでいきました。

 

周りの自然や庭と一体になった屋内であり屋外のような小屋を思いつきました。

建物の床はコンクリートだったのですが、コンクリートをはがせば……、当然土が出てきます。

 

建物の半分の床は土そのままで、果樹や植物を植えることにしました。

屋根は寒い冬も暖かく過ごせるように日照を遮らないように全面半透明の屋根にしました。

残り半分の床は昔ながらの土間に、講師に左官職人のアメリカ人カイルホルツヒューターさんを迎え、

ワークショップでみんなで作りました。

 

壁は昔ながらの土壁にしよう、と断熱材は籾殻と消石灰と燻炭を混ぜたもの、その上に竹小舞を組んで

そこに岐阜の土を塗っていきました。

 

 

庄司さんやパーマカルチャーデザインラボの皆さん、途中のワークショップから参加していただき、そこからメインで一緒に作り上げてくれた美濃在住の大工の大樹さんや建具を取り付けてくれた美濃の建具屋さん、それにワークショップに参加してくれたみなさん、そして歴代のエムエム・ブックスのスタッフたち、一緒に構想を考えてくれて、見守ってくれたみれいさん。

みんなのおかげでなんとか形はできあがり、今まで展示会やコンサート、お話会などたくさんのイベントも開催することができました。

 

 

小屋の外周を含めた庭全体を矢野智徳さんによる「大地再生」の土壌改良もしました。

この時に小屋の出入り口に腰の高さほどの桑の木が生えていました。

今後出入りの邪魔にもなるし、切ってしまうことを勧められましたが、

根元をみるとほんとうに小屋に寄り添うように生えていて、これは切ってはいけないと思いました。

 

そして今では小屋の屋根よりも高く立派な樹木に成長し、

屋根の上からその豊かな枝葉を存分にひろげて、半透明の屋根を覆い、木漏れ日を作ってくれています。

 

 

ここまでがとても長くなってしまいましたが、

ぼくが今日言いたかったことは、この木漏れ日こそぼくが体験したこと。

ということです。

この小屋をつくりはじめたときに、桑の木のことも木漏れ日のことも、なんも考えていなかったけれど

この木漏れ日のもとに居ると、「このためにこの小屋ができたのかな」と思わざる得ません。

 

 

ものごとの成り行きや人生なんかも、そんなもんなのかもな、と……。

 

 

桑の木の話、小屋の話、土壁や小屋の半分土に植えられた樹々の話、

またいい加減なタイミングで書きたいと思います!

 

 

 

(福太郎)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発送所の引越しをしている時に

 

この梱包材を見つけました。

 

紙を千切りにした緩衝材。

 

 

なんとなく底に入れてみると、鳥の巣みたい! 

 

 

そう思ったらいっきにタイムトリップ!

 

 

 

時間旅行先で出会ったのは木登りをしている9歳ぐらいの少年。

 

 

少年の名まえはF君で、木登りしていたら鳥の巣を見つける。

 

もう巣立った後なのか、卵も鳥も見当たらない……

 

壊れないようにそっと持ち帰る。

 

 

自然のものを持ち帰ることが、悪いことをしているようで……

 

 

誰にも内緒。

勉強机の鍵付きの一番上の引き出しに入れる。

 

 

そこにクリスマスツリーで雪の装飾で使っていた

 

ふかふかの綿を敷き詰めて、小学校のにわとり小屋から卵を1つ拝借して

 

真ん中に置いた。

 

 

ほんとうにヒヨコが生まれると思って

 

家に帰ってくるとドキドキしながら引き出しを開けた。

 

ひよこになる卵ではないことをしばらくしてから知る。

(知るまで卵をかえせなかった自分をけっこうせめた。卵を拝借した罰かもね、F君……)

 

 

そのあとは、その上に色々なものを置いた。

 

透明の様々な色のBB弾、めずらしい牛乳キャップ、スーパーボール、メンコ……

 

どれも宝物。

 

 

 

時間旅行から戻ってくる。

 

 

今自分がやっていることは

 

もしかしたら時間旅行先で出会ったF君と同じようなことかもしれない。

 

いや、それ以上に楽しいことだ。

 

 

鳥の巣の上に宝物を置いて、包んで、そして大切な人に届けている。

 

 

すごい!!

 

 

 

発送仕事をしていると瞑想状態になることもあるし

 

時々違う次元に旅してしまうこともある。

 

 

 

お手元に届いたものが

 

 

 

 

 

 

こんな感じでしたら

 

 

もしかしたらそれは

 

F君がタイムトリップでやってきて、

 

代わりに宝物を包んでいるのかもしれません。

 

 

 

今のぼくの気持ちは梱包はすべてF君に任せられたらいいな! と思います。

 

 

もちろん商品の組み合わせや発送形態によって、梱包方法は様々ですし

 

F君に任せられないことも多々あります。

 

梱包材を使用しないことをご希望のお客様には、なるべく梱包材を使わずに発送いたします。

 

 

いずれの場合も送り先の方を思い浮かべながら、楽しくお送りしています!

 

 

 

元発送スタッフだったやまだともみさんが手伝ってくれるおかげで

 

こんな発送ができているのですが、梱包作業は基本的にぼく一人でやっています。

 

メールやお電話の対応はやまださんが担当です。

 

やまださんは3月に国家試験に合格し、鍼灸師になりました。

 

鍼灸師として、そして今まで得てきた代替医療や冷えとりの知識を生かして

 

みなさんのお役に立ちたいと日々色々と準備しています!

 

冷えとりグッズをご購入いただいた皆さまにはやまださんのチラシも同梱させていただいております。

 

ぜひご覧ください。

 

 

 

 

そうそう、この前は職場体験で近所に住む新中学生のHちゃんも手伝いに来てくれました。

 

 

 

 

Hちゃんの梱包もとっても優しくて楽しかったです!

 

 

 

 

手探りな新体制ですが

想定外だったF君やHちゃんの登場など、なんだかこの先も楽しみです。

 

先行きが不確定な今、みなさまに商品をお送りすることで

 

少しでも生活に健やかさ、朗らかさ、心地よさ、そして希望や光へのヒント、

 

笑いや軽くてゆるんだ空気をお届けできれば、と思います。

 

 

さぁ、発送発送!

 

 

(福太郎)

 

 

 

 

 

 

 

今日は発送所の引越しをしながら

 

 

賞味期限のある(と個人的に思っている)珈琲豆をご注文のお客様だけにでも

どうしてもお送りしたくて発送も少しさせていただきました!

(本当はみなさまに一刻もはやく……という気持ちでいっぱいなのですが)

 

 

そうしたらそのお客様は

『超常戦士ケルマデック』もご注文いただいているではありませんか!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい……

 

実はケルマさんがちょうど美濃に遊びに来られていたのですっ!!!

 

 

宇宙タイミングです。

 

 

 

「け、け、け、ケルマさん!!

 

 

こ、こ、こ、こちらのお客様に、に、に、に

 

さ、さ、さ、サインを!!」

 

に快く応じてくださいました。

 

 

 

ご注文いただいたお客様はラッキーです!

 

そしてこの話を共有できるぼくもラッキーです!!

 

 

ちなみにこちらのお客様は『プリミ恥部 あいのことば』もご注文いただいておりました。

 

ケルマさんとプリミさんの夢のコラボですね!

 

 

 

 

こんな時こそ、この世界を選ぶのだッ!!!

 

 

今ッ!!!!

 

 

(福太郎)

 

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